「英語で説明する全技術/齋藤浩史」には説明上手になるテクニックが詰まっている

「英語で説明する全技術/齋藤浩史」には説明上手になるテクニックが詰まっている

私はオンラインの英会話スクール

DMM英会話

で勉強していて、その中で《写真描写》というレッスンが気に入っている。
写真を見て、英語で説明をして、先生に添削をしてもらうというもの。

もう何度も行っているレッスンなのに、なかなかスムーズに説明できずにモヤモヤしていた。

そんな時に見つけたのが齋藤浩史さんの「英語で説明する全技術」

本の表紙のデザインを見ても分かる通り、一般的な英語学習の参考書とは一味違う気がしない?
カッコイイー、なんか英語の本っていうよりビジネス本っぽいタイトルと雰囲気を醸し出している。

電車の中やカフェで読んでいても恥ずかしくない外観!
人の目が気になるタイプなのでこのスタイリッシュさに思わず手に取った。

著者は投資銀行ビジネスに携わるビジネスマン。
内容は英語の本だけど話し方の本とも言えるなと思う。

英語の勉強にもなるけど、日本語で話す時にもこのテクニックは活かされるし、
説明が上手な人ってこうやって喋ってるなぁと納得できるものだった。

実際にこの本を読んだ後に、写真描写のレッスンを受けてさっそく効果を実感した。

先生が「説明がうまいね!あなたのように、思いつく限り文章を作るのではなくて、順序立てて説明した生徒は初めてよ、写真の人物のジェスチャーにまで言及したのも初めてだわ!!」と言われたのだ。

これって、英語力を褒められたんじゃなくて、話し方の技術を褒められたってことよね。
私の場合、英語力は相変わらず低く、以前と変わっていないのに、たった1日で伝わる英語が話せたことになる。

この本には、たどたどしい英語なのに相手が耳を傾け、関心を向ける英語を話せるようになる技術が詰まっている。

相手に何かを伝える時には、情報を整理しなければ伝わりませんよね?
つまり相手が大枠をつかめるような構成で話す必要があるのだ。

例えば初対面の人と駅で待ち合わせをした時に「私は目の下にほくろがあります」といきなり詳細から語る人はいないでしょう。
まずは「ピンク色のロングコートを着ていて、白いニット帽をかぶっています」などと大枠を伝えますよね。
このように、伝えたい内容を大項目・中項目・小項目に分けて伝えていく「大中小の法則」が英語を話すときにも基本になると著者は言っている。

写真描写や、地図、プレゼンの資料に出てきそうなピラミッドやマトリックス等を例に「大中小の法則」に従った説明の仕方が日本語・英語で記載されている。

このテクニックを知ってから、日本語でしゃべる時にも説明上手になり説得力が増した実感がある。
ぜひ、一味違った英語学習本を手に取ってみて欲しい。

発音がたどたどしくても語彙力がなくても強い説得力がある英語が話せるようになりたい方におすすめ!