【ペトリュス】宇宙ステーションでは熟成が早まる?宇宙を14カ月旅したワインの価格は推定1億円!
- 2021.05.07
- ワイン
ワイン好きには見逃せないニュースが!
【ニューヨーク共同】競売大手クリスティーズは6日までに、国際宇宙ステーション(ISS)で14カ月熟成したフランス・ボルドー産の赤ワイン「ペトリュス2000」を直接交渉によるプライベートセール方式で発売したと発表した。米メディアによると、ボトル1本の売却価格は推定100万ドル(約1億900万円)。
英BBC放送によるとペトリュス2000の通常の価格は約6千ドル。
2019年11月、無人補給機シグナスでISSに送られたボトル12本のうちの1本で今年1月14日に帰還。3月にボルドーで実施された分析では「色や香り、味の成分に顕著な違いが認められた」としている。(共同通信)
2000年ヴィンテージのペトリュスは通常でも日本円で60万円以上する超高級ワインですが、国際宇宙ステーションの軌道上で1年以上過ごしたペトリュスは大手オークションハウス「クリスティーズ」のオークションで1億円以上の値が付くと予想されている。
今回のワインは地球外農業の可能性を探る研究者によって2019年11月に宇宙ステーションに送られた12本のボトルの1つ。
宇宙ステーションに乗って無重力に近い「独特の環境で熟成された」ワインの評価が気になるが、
3月にフランスのボルドーにあるブドウ・ワイン科学研究所で行われた味覚テストで12人のワイン愛好家が、セラーに保管されていた同じヴィンテージのボトルと比較した。
試飲した人は、宇宙から帰ってきたワインは、地球に残っていたワインよりも少し熟成が進み、より柔らかく芳香が強いと述べている。
ちなみにクリスティーズがプライベートセールで提供する宇宙で熟成したワインには、同じヴィンテージの地球にあったペトリュスのワイン、デキャンター、グラス、隕石から作られた栓抜きが付属している。
SF映画「スタートレック」の世界に着想を得た装飾が施された木製トランクに収められているそうな。
つまり、宇宙を旅したペトリュスと地球に残っていたペトリュスを比較試飲できるということ。
飲み頃のピークは20年から30年は続きそうなので、いつ開けるかも気になるところ。
とにかく、ブドウ・ワイン科学研究所で行われた味覚テストに参加できた12人のワイン愛好家って誰よ?羨ましすぎるって!
変わったところで熟成したワインが気になる方にはこんなワインもある。
海底熟成ワイン!!西伊豆海底で熟成されたワイン 「VOYAGE(ヴォヤージ)」
12月~5月下旬の約半年間、紫外線の届かない海底約15メートルの場所に沈めて、
半年の間おおよそ15度~19度という一定の海水温の中で熟成させている。
微振動により、通常の環境下で保管するよりも熟成が進み、
長期熟成したかのようなまろやかでコクのある味わいとなるのだ。
熟成の効果が期待できる、海底熟成に向くフルボディーの赤ワインを4種類厳選している。
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