髭男爵ひぐち君が名誉ソムリエ就任!
ワイン業界ニュース
サンミュージックプロダクション所属のお笑い芸人、髭男爵のひぐち君こと樋口 真一郎さんが2020年10月、日本ソムリエ協会の名誉ソムリエに就任されました。
ひぐち君は「ルネッサ~ンス!」と言って相方の山田ルイ53世さんと赤ワインで乾杯するネタでも有名ですね。
※あまり知られていませんが、「ルネッサ~ンス!」の発声は相方の山田ルイ53世さんがお一人でやっています。どちらかというとひぐち君のネタは「ひぐちカッター」である。
トレードマークの衣装がグリーンのマントで、マントのイメージが強いからか田崎真也会長から「マント姿、違和感ないですね」とお褒めの言葉もいただきました、とInstagramに書いてありました。
ところで、この名誉ソムリエ就任は芸人初とのこと。
なぜひぐち君が?
名誉ソムリエって何?
他にどんな人が就任しているの?
という疑問が沸きましたので調べてみました。
しかし本当に田崎会長がおっしゃる通り、ひぐち君のマント姿違和感ありません(笑)
田崎会長は真ん中左のお方。
2016年2月から日本ソムリエ協会の会長に就任されています。
なぜひぐち君が名誉ソムリエに?
ひぐち君は2015年11月にワインエキスパートの資格を取得。
「日本のワインを愛する会」の副会長(会長は辰巳琢郎)も務めていらっしゃいます。
ちなみにワインの資格を取得するきっかけは、「ボージョレ・ヌーボーの解禁イベント」。
赤ワインで乾杯する持ちネタがあることからたびたびワイン関連のイベントに呼ばれていたそうですが、そのイベントは品川プリンスホテルで行われ、来賓にはにフランス大使館の方がいらっしゃったりかなりかしこまったもの。
イベントの中で司会者から「今年のボジョレー・ヌーボーの出来はいかがですか?」と質問されたそう。
そこで、とんちんかんなことを言ってしまい恥をかき、「これは、しっかりと勉強した方がいいな…」と思ったことがきっかけになったそうです。
このエピソードの詳しい内容は「“ルネッサ~ンスを言わない方”ひぐち君の今」という下記の記事で読めます。
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakanishimasao/20190623-00131215/
見事ワインエキスパートの資格を一発合格で取得。
人生で一番勉強したそうです。
筆記試験(現在はCBT試験)とテイスティング試験の2部構成になっていて難易度は高い試験です。
その後ワイン関連の仕事が増えていき、ピンでの仕事はほとんどワイン関連だとか。
ひぐち君のInstagramもワイン一色です。
特に日本ワインに注目されています。
「日本のワインを愛する会」の副会長でもあり、日本のワインを楽しむ人のすそ野を広めようというのが趣旨で様々な活動をされています。
また、ひぐち君が直接出向いた全国各地のワイナリー、畑、ワインバーなど日本ワインの情報を綴るオンラインサロン「ひぐち君の日本ワイン会」も行っています。
YouTubeもあり!
このような活動の功績が讃えられて、日本ソムリエ協会の名誉ソムリエにあたる「ソムリエ・ドヌール」に就任されました。
なるほど~納得!
同協会の公式HPによると、ソムリエ・ドヌールとは、「ワイン、日本酒などの飲み物の普及とソムリエの育成に功績のあった方、また今後飲食業界ならびに協会の発展のためにご尽力いただける方」が対象で「国内外の著名な方に、ワインや日本酒など、飲み物の楽しみ方を広く伝えていただくとともに、協会の主旨、活動を知らしめていただく」ことが目的。ひぐち君は293人目の名誉ソムリエとなった。
名誉ソムリエは過去には女優の名取裕子、竹下景子、柴田理恵、指揮者の佐渡裕氏、甘利明議員らが就任している。
デイリースポーツ
ひぐち君のおすすめワイン
名誉ソムリエひぐち君はInstagramの中で日本ワインを中心に紹介されています。
日本ワインの裾野を広げるというミッションを果たしていらっしゃるなぁと投稿を見ながら感じます。
もともとワインが好きだった方はもちろん、そんなに興味がなかった方にもひぐち君を通して、日本ワインの素晴らしさが伝わっていると思います。
一部をご紹介。
山梨県果樹試験場が開発し、2008年に登録された赤ワイン用品種。山梨27号(甲州×メルロー)とマルベックを交雑し誕生した品種。フランス語で”黒い宝石”の意。
温暖な地域でも着色が良く糖度も上がり、早熟。秋の長雨、台風がくる前に収穫できる日本の気候風土に適した品種
ブルーベリーの香りに、ジューシーな果実味、まろやかな酸味が口の中でじわ〜っと広がり、豊富でなめらかなタンニンがコクを与えてくれる
ブランドアンバサダーの岩田さんの仰るとおり、ガメイのような印象で、どこかクリュデュボジョレーを想わせる
ひぐち君Instagramより
ガメイ:黒ブドウ品種のこと。お馴染みボージョレ・ヌーボーの品種
クリュデュボジョレー:ボジョレー地区の中でも特にいいガメイのワインを造るエリアのこと
高級感のあるラベルなので贈り物にもいいですね。
続いてはアロマティックな白ワインです。
紀元前からエジプトで栽培されていたという”マスカットオブアレキサンドリア”
パーっと明るい、マスカット特有の華やかなアロマに、ほどよい酸味
この香りの中には、リラックス効果のある成分が含まれているそう
初心者にもオススメの甘口の白ワインで、食前酒にもピッタリです
ひぐち君Instagramより
続いてはコンビニで買えるコスパ良しのオーストラリアワイン!
コンビニで売っているオススメワインとして、ペンフォールズ「クヌンガヒルシラーズカベルネ 2018」をご紹介させていただきました
ブラックベリー、熟したプラムの果実香に、オーストラリアのテロワールからくるユーカリメントールの清涼感、スパイシーな黒胡椒、コーヒー、シガー、シナモンの香りも
タンニンはビロードのような舌触りで、とてもなめらか
味わいは複雑で奥行きもあり、芳醇でエレガントなワインです
ひぐち君Instagramより
オーストラリアのワインです。
オーストラリアはコアラの大好物、ユーカリが自生しているため、その近くのブドウ畑にはユーカリの成分が飛んできてブドウの皮に付着、そのブドウからワインを醸造するとワインからユーカリやメントールのようなスーッとする清涼感を感じるのです。
なんだか不思議ですね。
大地を味わう感じ。
まとめ
持ちネタがきっかけで、ワインと出会い、知識不足で恥ずかしい!と思ったのをきっかけに勉強して資格を取得。
今では日本を代表する名誉ソムリエに就任。
ワインがライフワークになったひぐち君。
悔しさをばねに成長する姿、見習いたいです!!!
ひぐち君のInstagramは頻繁に更新されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
レアで入手困難なワインも多かったので今回は通販でも購入できるワインを中心にご紹介しました。
だから大手の生産者さんが多いですね。
これからもひぐち君の発信が楽しみです。
ルネッサ~ンス♪♪
最後に豆知識。
ネタの時にワイングラスに入れているのはファンタグレープのジュースなんですって!
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